由来

南洋踊りとは…?

~南洋踊りの由来~

南洋踊りは、日本が戦前にサイパン・トラック・パラオ等のマイクロネシア地域を統治していた時代

(大正末期から昭和の初め頃)に小笠原諸島に伝わりました。

その時代、小笠原諸島から南洋諸島に出かけていた人々が、南洋の島々で踊られていたものを伝えたのです。

当初は「土人踊り」呼ばれていました。

それが後に、「南洋踊り」と名前を変え、現在まで受け継がれています。

「南洋踊り」は、小笠原における南方文化伝播の実態を知ることが出来る貴重な踊りとして、

平成12年東京都指定の無形民俗文化財に指定されています。

歌は、「ウラメ」、「夜明け前」、「ウワドロ」、「ギダイ」、「アフタイラン」の5曲からなっています。

2曲目の「夜明け前」以外の歌詞は南洋諸島の言葉で、

「夜明け前」も南洋諸島で日本語教育を受けた現地のひとが作った歌と考えられています。