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~南洋踊りDVD~

2005年、小笠原村、及び、小笠原村観光協会により「南洋踊りDVD」が作成されました。

踊りの振りだけでなく、写真もたくさん掲載されたパンフレットがついています。

↑ こちらがDVDです。

パンフレットは、↓ こんな表紙です。

内容はかなり充実しています。

そして、裏表紙。

前浜にたたずむのは、懐かしき酋長です。

~第9回アジア太平洋芸能祭~

2004年7月 in パラオ

 2004年7月、四年に一度開かれる「アジア太平洋芸能祭」(9th Festival of the Pacific Arts)が

パラオで開催され、保存会の有志も参加しました。

参加された方に聞く、当時の話はとても楽しいです。

機会がありましたら、聞いてみてください。

~第23回〈東京の夏〉音楽祭2007~
島へ 海を渡る音

2007年7月 in 紀尾井小ホール

『ー南洋へのまなざしーパラオと小笠原の踊りと古謡』

保存会メンバーと、パラオのダンサーが唄・踊りを披露しました。

目次を見ると、次のように記載されています。

☆番 組

・南洋踊り…「ウラメ」「夜明け前」「ウワドロ」「ギダイ」「締め踊りの歌(アフタイラン)」

・おはなし・小笠原の古謡と南洋踊り

・小笠原古謡…「おやどのために」「レモン林」

・南洋踊りワークショップ

・パラオの古謡

・おはなし・パラオの音楽文化について

・マトマトン

・歌と踊りの交流…「夜明け前」「パラオの5丁目」ほか


 この時一緒に出演したパラオのベラウH-Lダンサーズは、

その後返還40周年記念イベントで来島されました。

 そのときは、ワークショップも開催され、

返還祭では、一緒にステージで踊ったのも、懐かしい思い出です。

小笠原諸島返還50周年記念事業

~文化歴史交流祭~

2018年10月 in 父島

2018年、小笠原諸島返還50周年記念事業「文化歴史交流祭」で

また一つすてきな出会いがありました。

沖縄県うるま字市栄野比に伝わる「島民ダンス」です。

まずは、写真を…。

10月6日11時、まずはご一行を港でお出迎え。

食事の後は早速ワークショップ、及び、ダンスの講習をスタート。

そして…

翌7日夜、交流祭のステージです。

小笠原の南洋踊りとは似ているような、いないような…。

島民ダンスは男性限定でした。

保存会男性メンバーも講習の成果を発揮し、一緒に踊っています。

体を黒く塗り、なかなか勇壮な踊りです。

小笠原に伝わる南洋踊りも披露。

こちらは女性メンバーも加わり賑やかです。

 この「島民ダンス」は、やはり栄野比の方が戦前、テニアン島で覚えてきたものだそうです。

 歌は小笠原南洋踊りの「ウワドロ」にかなり似ていました。

 体を黒く塗るのも、数年前まで母島南洋踊りの男性は塗っていました。

 遙かな時間と場所を越え、ここで出会えたことはとても不思議な感じです。

 「島民ダンス」は、ハーモニカで演奏する「酋長の娘」に乗って登場します。

  踊りは「ウアトロフィ」のみでした。

  歌詞は、

   ♪ウアトロフィ イイイーイーイー

    (ウワトロヒー イヒイヒヒー 繰り返し)

    ウアトロフィレミン

    (ウワトロフィディメン)

    メレブゴン アラーレンガ リウェティングラ

    (メデブカ アラレンガ リワトログロ)

    ゲゲリウェティグラ ゲセメレンギリト

    (デゲリワトグロ ゲッセンメーデルギルドー) 

    サブエマイ ウエンナリ

    (サボエンネ リエンネリ)

    ヒヒーヒヒーヒヒヒヒ

    (イヒイヒイヒヒー)

   (括弧内が実際に栄野比で歌われている歌詞です。)

  意味は、

    もうつかまえた つかまえた

    若い娘さん つかまえた

    何故にそなたは 嫌じゃといやる

    私のいい人 他にある

  何と、メロディーも、歌詞の意味も南洋踊りの「ウワドロ」そっくり。

  小笠原南洋踊りは、パラオから伝わったと言われてますが、テニアンもおなじミクロネシア。

  戦前、戦中の南洋諸島で沖縄からの皆さんとも一緒に過ごしたのかもしれない。

  そんな遠い日々を感じます。